ドライマウスの治療と解消のヒント

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「ドライマウスの診断・治療ってどこですれば良いの?」

窓口は、実は歯医者さんです。

1. まずは問診

2. 検査

唾液(だ液)検査をします。安静時唾液は、15分で1.5ml・刺激時唾液(ガムを噛んで検査します)は10分で10ml出るか?を検査します。

3. 診断

目・口・膣など複数の部位が乾燥している場合、シェーグレン症候群かどうかを膠原病科にいって血液検査をしてもらいます。

4. 治療

シェーグレン症候群の場合

薬を処方します。(サリグレン、サラジェン、エボザック等)

シェーグレン症候群ではない場合

漢方を処方します。(白虎加人参湯:びゃっこかにんじんとう、麦門冬湯:ばくもんどうとう、五苓散:ごれいさん、など)

薬の副作用の場合

内科医と連携して可能な限り薬を変える・減らすようにします。

咀嚼(かむこと)ができないような場合

虫歯や歯周病等の治療をします。または義歯やインプラント、ブリッジにより噛める態勢を作ります。

対症療法

人工唾液や保湿効果のあるジェルを用います。

その他おすすめ治療

唾液腺マッサージをする。

解決のヒント

唾液(だ液)がよく出る食事にする

唾液(だ液)は、よく噛むことでたくさん出ます。ということは、やわらかい食事ばかりでなく、歯ごたえのある食事にすることが大事なのです。まず、よく噛める口の環境、入れ歯であってもよく噛める環境を作ってあげることが大事なのです。

シェーグレン症候群や膠原病などは「対症療法」

シェーグレン症候群はリウマチの二次疾患です。これらの「自己免疫疾患」では、原因が解明されていないので根本的な治療は難しくなります。
対症療法として人工唾液 (サリベート) や保湿成分が入ったジェルなどが用いられます。また唾液(だ液)そのものを出しやすくするお薬として、エポザック、サリグレン、サラジェンなどのお薬を処方いたします。

シェーグレン症候群以外

漢方を処方します。(白虎加人参湯:びゃっこかにんじんとう、麦門冬湯:ばくもんどうとう、五苓散:ごれいさん、など)

糖尿病や腎臓病など内科的な治療を行う

糖尿病、腎臓病、肝硬変などによってドライマウスが起こることがあります。
病気の治療により、ドライマウスが改善されることがあります。

薬の変更や量を減らす

薬の副作用によってドライマウスが引き起こされている場合は、薬の変更や量を減らすことによって改善します。 年配の方は、複数の病気を抱えていて、複数の診療科にかかっていることがあります。 それぞれ別の薬を処方しますが、似たような薬が処方されているケースもあります。 薬の重複を減らしただけで、ドライマウスが改善することも多く見受けられます。 ただし、全身的な病気のために薬が必要な場合も多く、主治医とよく相談する必要があります。

自律神経との関わり

唾液はどうやって出ているのでしょうか?
実は、「交感神経」と「副交感神経」が主にコントロールしているのです。
ストレスがない時(=副交感神経がはたらいている時)は、サラサラした唾液(だ液)が耳下腺から分泌されます。
ストレスがある時(=交感神経がはたらいている時)は、ネバネバの粘稠性の高い唾液(だ液)がおもに舌下腺から分泌されます。
リラックスした生活を心がけましょう。

水分を多く取る

大人の体には、1日2~2.5L の水が必要です。
ダイエットなどで水分や食事の制限を行うと、ドライマウスになることがあります。
適度な栄養と水分を摂ることが重要です。

カフェイン、アルコール、ニコチンを減らす

カフェインやアルコール、ニコチンは利尿作用があり、体の脱水状態になり、ドライマウスを引き起こします。
取りすぎには注意が必要です。

唾液腺マッサージ

唾液の出る場所、すなわち「大唾液腺」は3つあります。
「耳下腺」は一番大きい唾液腺で、サラサラの唾液を出します。「顎下腺」「舌下腺」は、サラサラとネバネバと両方出せる混合腺です。
食事前の「唾液腺マッサージ」がお勧めです。ぜひお試しください。

唾液腺マッサージのやり方

1)耳の前方にある「耳下腺」(じかせん)

耳の前方部分の皮膚に手の平を置き、後から前へむかって10回ほどまわします。

2)顎の後方にある「顎下腺」(がっかせん)

親指を顎のすぐ下方で骨の内側のやわらかい部分にあて、後ろの方から顎の中程まで5カ所くらいを順番に各5回ずつ押します。

3)顎の前方にある「舌下腺」(ぜっかせん)

前方の顎の骨の内側を、両手の親指で顎の下から上へ押します。

出典:はじめよう口腔ケア 口腔ケアで健康な生活をめざそう(2)

マウスピース、閉口テープ、マスクなどで夜間の乾燥を防ぐ

夜間のドライマウスを防ぐために、マウスピースや閉口テープ、少し湿らしたマスクを使います。
応急的な処置ですが、少しずつに「口呼吸」から「鼻呼吸」に変えることで、ドライマウスが改善します。

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